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IPv6の高速インターネット回線を契約したのに遅い!というお悩みを解決

今回伺ったお客様のお悩みは、速いと評判のインターネット回線を契約したのに、最近全く繋がらないのですが!という連絡をうけ出動いたしました。

まず書類を拝見し、お客様がご契約されていたインターネット回線は光のIPv6プラス対応回線及びプロバイダでした。
持参のPCで通信速度を測定すると、

有線 ダウンロード23Mbps アップロード32Mbps
無線LAN(ac)ダウンロード1.5Mbps アップロード2Mbps

有線環境ではまぁ使える速度ではありますが、無線環境では動画はまず厳しいでしょう。(ADSL時代であれば問題ない速度ですが・・・)

そこで契約から設定までの流れのお話を聞かせていただきました。
まず急いでいたので、契約をすぐ済ませて工事は最短でのお願い。それに伴いレンタルルーターは手配が2週間かかるそうで、ご自身で手配し設定は詳しいお知り合いに任せた。
との経緯でした。

まずIPv6接続でこの速度はまずない、と判断しルーターの接続設定を確認するとPPPoEの設定が入っていました。この時点でIPv6プラスではなく従来のIPv4で接続されている。
IPv4接続では、この時期(3月)ネットの利用率が高いため混みあうとプロバイダ次第ではかなり速度が低下します。

契約はIPv6のプロバイダへ申し込んでいるので、ルーターの設定をIPv6プラス接続へ変更を試みたが接続できませんでした。
プロバイダのユーザー登録情報を確認したところ、IPv6の配信手続きがされていません。
よくあるケースですが、レンタルのルーターを申し込むと同時にIPv6の配信手続きが行われるのですが、エンドユーザーがご自身で手配すると別途会員ページからの配信手続きが必要になるプロバイダが多いです。
今回もそのケースでした。

プロバイダへIPv6の配信手続きを行い、3日後にやっと配信完了の連絡が入りました。
すぐにお客様宅へ伺い、お客様所有のルーターへIPv6プラス接続の設定へ変更。インターネット接続が無事確立。
結果、以下の速度となりました。

有線LAN 下り 380.4Mbps 上り 219.6Mbps

無線LAN(ac) 下り 46.21Mbps 上り 72.95Mbps

お客様にスマートフォンで動画再生等確認していただき、以前と全然違う!とご満足いただけました。
IPv6接続ではIPv4と違いローカルとの区別がなく直で参照されてしまうため、セキュリティの面が危ないので、IPv6パケットフィルタの動作を確認し、外部からのアクセスが遮断されているのを確認し作業完了となりました。

IPv6接続はかなり高速で快適ですが、今回のような設定やプロバイダとのやりとりが以前とは異なりますので注意が必要です。

因みに当店では、IPv4接続を使用する各種サーバーなどを設置していますので、IPv6接続とIPv4接続を同時接続可能なハイブリッドIPv6サービスを利用しています。

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